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[奈良県]4年ぶりに開催 采女祭

旅行
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花扇を投じる様子

奈良公園内の猿沢池、毎年の中秋の名月と同時に行われる采女祭(うねめまつり)が、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小していましたが、今年、4年ぶりに開催されました。采女祭は、奈良時代に帝に仕えていた采女たちが、帝の寵愛が衰えたことを嘆いて入水した伝説に基づく祭典です。

今年の采女祭では、特別公演として「うた語り『采女ものがたり』」も行われ、祭りを盛り上げました。猿沢池周辺には多くの人々が訪れ、クライマックスの「管絃船の儀」では、南都楽所による雅楽が響き渡りました。2隻の管絃船が猿沢池を周回し、最後には2mの花扇が投じられ、今年の采女祭は幕を閉じました。

晴天の中、山から満月が現れ、その満月の月が水面に映りました。采女祭と満月が見事に重なり、幻想的な瞬間が楽しめました。次に満月が中秋の名月と同時に現れるのは、7年後になります。

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